映画で学ぶアップ・ロング・切り返しの法則 著 者: dot_cookie
映画で使われる撮影テクニック。
文章を書くときのヒントにもなります。
■小説、ドラマ、戦隊モノ、それからそれから・・・
このコトバを発見したのは、ビジネス雑誌のプレジデントを読んでいたとき。
詳しくは、5月2日号の評価の72%は「報・連・相」で決まる!の62ページ。
東宝プロデューサー川村元気さんの記事に書いてあったモノ。
その記事を引用すると、
--引用ここから
実は映画は「寄り」(アップ)と「引き」(ロング)と「カットバック」(切り返し)の三種類の技法でキホン的に成立している。
人間関係も、熱意を持って「寄り」「引き」で客観的に状況を眺め、観客や監督などいろいろな他人の気持ちを「カットバック」しながら切り替えて想像することが大切だと思っています。
映画は100年にわたり、この手法で人間の気持ちを伝えてきました。
人間のコミュニケーションの基本、と言ってもいいのではないか、と私は信じています。
--引用ここまで
とこんな感じ。
私も文章を書く仕事をしていますので、これよく分かるんですよね。
これは決して映画だけではなく、物語のあるモノならよく使われています。
そして、これがうまくできているモノは、ヒットするのがほとんどではないでしょうか。
この手法を文章で覚えたのは、
「人の心を動かす文章術」
という本。
アップ・ロング・切り返し
というコトバは書いていませんが、それと同じような内容が書かれ、
「おおーっ、やっぱりそうなのか!!」
と私のアタマにガッチリと残り、今こうして書いているのです。
■この本を買うべき人と買っちゃイケナイ人
「人の心を動かす文章術」
という本はすでに絶版になり、Amazonでは中古品扱いのみ。
この本の評価はメチャクチャ高く、なんで絶版になったのかがフシギなくらい。
さて、この本を買うべき人とは、
・文章を書いている人
・おもしろい文章表現を学びたい人
・映画やドラマなどに関する仕事につきたい人
は中古でもいいから手に入れて欲しいです。
逆に買っちゃイケナイ人とは、
・映画やドラマ、小説などを純粋に楽しみたい人
だって、ストーリーの流れが分かっちゃいますから。
・アップを使うときはどんなときか
・ロングを使うときはどんなときか
・切り返しを使うときはどんなときか
が分かっちゃいますから・・・
これは、映像や文字に関係なく普遍的に使われるテクニックですので。
テレビでやっているマジックの種明かし番組と同じイメージです。
私個人としては、マジックの種明かし番組は邪道と思っています。
でも、中には種明かしをとにかく知りたい人がいるのも事実。
「知りたい人もいれば、知りたくない人もいる」
これも世の中の普遍的な法則といえるかもしれませんね。
あなただったら、知りたい派、それとも知りたくない派のどっちですか?
--コピーライターになるための目標日記--
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